嫌われ松子の一生

山田宗樹著「嫌われ松子の一生」上・下巻を読みました。


映画化され5月27日から公開ということなので、公式サイトのリンク貼っておきます。
http://kiraware.goo.ne.jp/index.html

それにしてもまーすごいタイトルだよね。嫌われ松子だよ?嫌われ松子!そのネーミングからしても昭和の雰囲気が伺えますよね。
上・下巻それぞれの裏表紙に簡単な解説が載っているのですが、上巻には
惨殺された女性の生涯を通じて炙り出される人生の光と影を描く傑作巨編。
下巻には
運命の波に翻弄され続けた女性の人生の軌跡を描く愛と感動のミステリ巨編!
と書いてありました。上・下で微妙に違うんだけど。そんなもんか?

映画の公式サイトを見たんだけど、途中はどうか知らないが、最後は原作と少し違った終わり方をするみたいです。
まあ、原作にしろ映画にしろ、とても面白く傑作だと思います。(もちろん映画は観てないのですが・・)
映画で松子役を演じる中谷美紀さんはこうコメント。
「私は松子を演じるために、女優という仕事を続けてきたのかもしれません。」
よく聞きそうで最近はあまり耳にしないこの言葉。主役の彼女が言うのだからきっとすごい映画が出来上がったのだろう。

で、原作はどうだったのか。 はい、面白かったです。松子流れすぎ。流れに流れてるし。人生という名の仮面をかぶった男たちに流されすぎ。すごいし。賢明な彼女がよくもまああんなに見事に落ちぶれていけるもんだ。小説とはいえ、どこか現実に近いところもある。
人生に、 もしあのとき~~~していたら
      もしあのとき~~~だったら
      もしあのとき~~~言っていたら
      もしあのとき~~~しなかったら
誰しも一度はこう思ったことがあるでしょう。僕も少なからずこういったことで後悔の念に埋もれてしまうこともあります。
しかし、「たら」「れば」は考えたところで杞憂でしかない。松子の一生はこの繰り返しでは無かったのか。嘘を嘘で重ねていくと、どんどん膨らんでいくように、彼女もまた人生という名の波によってどんどんと沖へ流されていく。
じゃあ一体何が面白いのか。「人の不幸は蜜の味」と言いますが、人がこの作品を傑作と称するのはそういった感情の要素を味わえるからかもしれない。笑えるような話じゃないがなぜか面白い。それが不幸の味なんだろう。
この本は文字通り「読み出したらとまらない」。
しかも幻冬舎からでてるし。最近幻冬舎はノリにのってんなー!

気楽に読めるこの本は普段読書をしない方にもオススメです。たまには本でも、と思っているなら是非読んでみてください。
読書話題の映画みたいですし。

Comment

  • 2006/04/26 (Wed) 02:41
    march #- - URL

    この映画気になってるんですよねー

    撮影中は中谷美紀は監督に怒鳴り、なじられまくって本気で女優を辞めようと思ったらしいですからね
    ボニーピンクが出ているのも気になるなぁ...

  • 2006/04/28 (Fri) 07:44
    内村 #- - URL

    へえ・・・・
    苦労して映画は作られたんだなー。

    どこまで原作に近いんだろう。。

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