ヒバクシャになったイラク帰還兵

すいません、ノンフィクションが続きます。
ヒバクシャになったイラク帰還兵~劣化ウラン弾の被害を告発する~
この本は発行されたのが先月なので、比較的新しいです。いわゆる新刊てやつですか。いつまでが新刊なんじゃろ。じゃろってなんじゃろ。

ここ数年にイラクへ派遣された米軍元兵士の訴えです。日本人の僕も他人事ではすまされません。なぜって、現に日本の自衛隊もイラク・サマワに派遣されてましたからね。
この米軍元兵士ジェラルドが被爆したのは近くに爆弾が落ちたからではない。核開発の研究に備わったわけでもない。前線にも行ってない。ただ、食料物資の運搬をしていただけ。しかし、彼らの張っていたテントは湾岸戦争時に置き去りにされた戦車の残骸だらけの場所だった。劣化ウラン弾によって破壊されたものがそこかしこにあったのだ。もちろんジェラルドを含む兵士は誰一人としてその事実を知らなかったし、劣化ウラン弾のことも聞かされていなかった。
ヒバクシャになったイラク帰還兵―劣化ウラン弾の被害を告発する ヒバクシャになったイラク帰還兵―劣化ウラン弾の被害を告発する
佐藤 真紀 (2006/08)
大月書店
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そこで彼は被爆し、同じ場所にいたほかの兵士も多数体調の不良を訴えていたそうだ。帰国後、ジェラルドには子供が生まれる。名前はビクトリア。生まれる前に医者は言った。

「あなたのお子さんには3本の指がありません。」

アメリカ政府は劣化ウラン弾と彼の体調不良、ビクトリアの障害には何の因果関係もないと、被爆について否定しています。
だが、湾岸戦争に派兵されたたくさんの兵士が、原因不明のまま病気になり、死んでいった。彼らの子供たちの中には、先天性障害をもって生まれたり、障害が無くても2~3歳で突然死んでしまう子もいた。いづれも原因不明とされています。

爆弾を落として、その後その地に赴き、被爆して帰ってくる。そして死ぬ。日本の自衛隊も被爆している可能性が高い。

僕はこの本を読むまで全然知らなかった。劣化ウラン弾の脅威も。非武装地帯であっても放射能はそこにあったわけだ。
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この表見えますかね。2002年の小児がん患者の総数は90年に比べて8倍以上に達しています。ここまで明らかなデータが出ておきながらアメリカ政府は何の保障もしないどころか、否定さえしている。

アホか!戦争なんかやめちまえ。

Comment

  • 2006/09/18 (Mon) 15:30
    うる #- - URL

    しゅわっち。

    そんな事実があったとは。。。
    うるも知らなかったっす。

    生まれてくる子供たちにまで
    症状があらわれてきてしまうなんて、
    とても胸が痛いっす。

  • 2006/09/18 (Mon) 18:46
    マリン常務 #- - URL

    毎回毎回すごいね#
    あたしはガンダムゲームに明け暮れてます。

  • 2006/09/18 (Mon) 18:53
    マリン常務 #- - URL

    戦争という形でしか力を表現できない国も少なくありません。 ンー 淋しいけど現実なんですよね。
    あたしんとこは、嫁の料理について戦争を勃発させることが多々ありますが、以後気をつけます(_TдT)

  • 2006/09/19 (Tue) 01:33
    ささみ #- - URL
    知らなかった・・・

    このこと全然報道されてないね。
    政府にとっては不利な事だもんね。
    自衛隊の方々はせっかく無事に帰還出来たのに、
    ずっと後になって被爆の影響が出たって
    今のままでは何の保証もないよ。ひどい。
    最近の戦争はその時だけの痛みで済まない。
    ずっと悲劇は続いてしまう。
    この事実は悲しくてショック。

  • 2006/09/19 (Tue) 20:44
    ウチムラ #- - URL

    皆さんの言うとおり。
    “知らぬが仏”なんて言葉がありますが、これは全人類が知っておくべきことですよね。

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